勝てるのだけど怖くて手が出ない [相場の考え方]
少しずつ堅実に相場で取引していても、やがては、必ず一気に勝負したくなって
、よくわからないまま大きく勝負をして、勝つことがあっても、いつかは必ず大きく負けて相場から退場します。
注意しましょう。
堅実に堅実に行くべきです。それが大事です。
相場の本や、相場の先生はよくこのような言い方をします。
けれど、たぶん、それはもともと、パチンコなどで大きく勝負して、大きく負けても仕方ないと
思えるような感覚の人です。
通常の人は、むしろ、勉強して勉強して、間違いない間違いないと思っていても、怖くて勝負に入っていけない
ことで、「相場は向いてない」と思って相場から撤退します。
ほんとに怖いんですね。
入る瞬間は。
1枚どころか、0.1枚しかポジション持たなくて、仮に10pips負けても100円損をするだけ、なんだけど、
それでも勝負に入るのが怖い。
何言ってるの?
あなた馬鹿?
この話を聞いて、そう思う人は、大きく勝負ができる人です。
根本的な度胸が私とは違います。
私は、ほんとに怖がりなんだと思います。
少しでも共感してもらえる、恐怖心旺盛仲間がいると信じて話を続けます。
私は、ほぼ間違いなく勝てる手法は、少なくとも5個は編み出していると思います。
けれど、それがあっても、実際に勝負していけるようになるまで1年かかりました。
5枚のポジションを持てるようになるまで1年かかってます。
勉強しすぎてわけがわからなくなったのもあるんですけど、最初、小心者はスキャルピングだと思って
(持っている時間を短くすることが大事だと思ったので)ずいぶん長い間、1分足、5分足で練習していました。
1時間足とか、4時間足の長い足のほうが簡単ですよ、といろんな人が言ってます。
そして、実際にその通りだと思います。今は。
しかし、小心者は何を考えるかというと、「大きい足であればあるほど負けた時の損切はでかいじゃないか」と
考えます。
1分足なら損切3pipsで行ける。
5分足なら損切5pipsで行ける。
そして、1pipsを100回抜いていけば、100pips取れる。
簡単じゃないか。
勝てるじゃないか。
絶対の自信がついたら、10枚で勝負すれば、1pipsでも1000円抜けるから、1分で1000円増やせる。
100pips取れば1日10万勝てる。
スキャルピングの神になれる!
と思いましたが、これ実際にやった人わかると思いますが。。。。
「そううまくはいかない」
「うまくいっても、ずっとやってると頭がおかしくなる」
という結論と思います。
1分足でよくある手法なんですが、なんらかのテクニカルの基準を定めて、乖離幅が大きくなったらそこからの戻りを取る、という方法。
これは完全に逆張り手法なんですが、
私は1分足で最初にこの手法を学んだので、いまだに、行き過ぎの相場を見ると、そこからの戻りを取ろうと
入ろうとしてしまう癖が抜けません・・・。
1分足のこの手法は、ほんとに地獄の一丁目です。
相場が好きで好きでしょうがない、というある種の変態でないと成り立たない方法です。
必ず負けます。通常の人は。
この場合の通常の、とは、一般的な神経の感覚を持った人、という意味です。
私思うに、やはりなんだかんだと15分足以上でやらないと、神経が持たないと思うんです。
結局。
私は、15分足を使うようになって、やっと「相場から目を離す」ということができるようになって、
そして、勝った負けたを冷静に見れるようになりました。
チコチコ動く相場を見続けているのが一番恐怖なんだと思います。
ただ見ているだけなのは、いいのですが、自分が持ったポジションと反対方向に
どんどん進む相場を見ているのが恐怖なんです。
1分足だと、せいぜい3pipsしか動いてなくても、なんだかすんごい動いたように
見えて、変な汗がどんどん出てきます。
その恐怖感覚から抜け出すのにずいぶん時間がかかったんだと思います。
今となって思えば。
相場は、その人なりのやり方があると思います。
勝てる方法は必ずあります。
どの時間を使うか、どんな手法を使うか、どんなテクニカルを使うか、
一個違うと全く方法が異なります。
それを発見するまではやり続けないと勝てるようにならないのが相場の
いやらしいところなんでしょうね。
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