「逆張りをしたくなるの」の法則 [スキャルピング]
私が相場をやってみようと思ったとき、最初にやりはじめたのは1分足のスキャルピングでした。
今となれば「最初にやりはじめたのは」という言い方になりますが、そのときは、1分足のスキャルピングを極めて、そのままいつでもどんなときでも自由自在にお金を生み出せる道具を手に入れるつもりでやりました。
なんだかんだと1年くらいは1分足でやっていたと思います。
時間もあったので、ずっとチャートを見ていられたのもあって、1分足のチャートがちょうどよかったのもあります。
そういう状態になじむと、チャートから目を離す、ということが怖くてできなくなります。
目を離すのはポジションをフリーにしたときだけ。
ポジションを持っている間は、必ずチャートを監視している。
上と下にOCO設定した上で、さらに目が離せないんです(笑)
どうかな。この文章を読んでくれてる人で、その感覚わかる人いらっしゃるかな?
分かるとしたら、あなたは逆張りで、ごく短い足でのトレード経験のある方のはず。
その手法は、逆張りの行き過ぎから戻ってくる瞬間のところだけ取ろうとする手法。
なんでもいいんですが、一番単純なもので言うとボリンジャーバンド。
1分足でボリンジャーバンドを表示させ、行き過ぎの乖離からの戻りだけを狙う方法。
ある程度相場を勉強した方は、「絶対やめとけ」という話をどこかでは必ず聞くやり方です。
ボリンジャーバンドは、行き過ぎのまま突き抜けることが普通にあるから、
たとえばエンベロープなどを使う形の方が今は主流だと思いますけど、
調整して、数値を決めたエンベロープにタッチしたらとにかく逆張り。
どこまで戻るか様子を見ながらイグジット。
有名な情報商材もある手法で、実際に勝てる人もいるでしょうけど、ほとんどの人は無理なやり方です。
勝てないだけならいいんですけど、私のように変な癖や思考回路がついてしまいます。
相場をずっとやってきて、理屈がわかった上であえて逆張り、ならいいんでしょうけど、右も左もわからないうちに逆張りに走ってしまうと、ほとんどの人は「相場は無理です」って退場するのではないでしょうか。
これもよく言われることですけど、日本人は「行き過ぎたからそろそろ戻るだろう」という発想をしがちで、
それも逆張りに向かわせる思考回路のベースになっているとのこと。
これだけ上がったのだからいくら何でもそろそろ下がるだろう。
これだけ落ちたからいくら何でもそろそろ戻っていくだろう。
この思考回路が地獄の一丁目だということを、三丁目まで行った人が気づく感じですかね。
だから、4時間足、1時間足で動向をみて、15分足をメインでやっている今ですら、ときどき、「上に行き過ぎたからそろそろ売りだな」とボリンジャーバンド2σ越えあたりで入ってしまうことがあります。
もちろん勝つこともありますが、トータルだと、逆張り方向は結局マイナスになります。
逆張りでちょこちょことって、逆行(つまり順張り方向に伸びる)でガツンといかれるよりは、
全部順張りでときどき逆行で負けても、行くときにグワーッて伸びるのもらった方が
財布的にも、精神的にも非常に健全と思います。
2020-08-09 09:00
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