相場のルールについて [相場の考え方]
「ルールをつくって、ルールの通りに売り買いできれば、勝ちます。」
結論だけを一言でいうと、これがFX相場の勝ち方のすべてです。
FXじゃなくても他の相場でも同じでしょうけども。
目の前でチャートが動き、チャートを読み解く現代の相場という意味です。
テクニカル分析といわれる方法で、ローソク足であったり、バーチャートであったり、ラインかもしれませんが、ともかく、値の動きを なんらかの計算方法で表示します。
移動平均線、RSI、MACD、一目、などいろんな分析方法がありますが、私も御多聞に漏れず、一通りの聖杯さがしをしました。
どこかに必勝法が転がっているのではないか。
「そんなものはありません。」「相場はそんな簡単ではありません。」
と偉人賢人ものの本は言いますが、よく考えたら、勝つための方法でないなら、何のためにテクニカルが
あるのかわからないことになります。
要するに「それ一個で完璧に上がり下がりを予測するもの」を聖杯と言ってるわけで、
相場の動きがレンジのときは正確だが、トレンドのときはちょっと怪しい、とか
強いトレンドのときは正確だが、よわいトレンドのときは反対のサインが出るとか
その時点で聖杯ではなくなるから、「聖杯がない」と言ってるわけですが、
私が思うに、「聖杯探しをしている間は聖杯が見えないけど、聖杯を探す過程で、聖杯がなんなのか
わかるようになる」ということなんだと思います。
わかりにくいですよね。
すいません。
つまりこういうことです。
「聖杯はあります。」
100%勝てるものはなくても、例えば70%勝てるものはあります。
これは聖杯ではないでしょうか?
結局勝てるんですから。
ただ、勝つために、「使い方」をマスターしなくてはいけません。
勇者にどんな強大な悪魔も打ち倒す聖なる剣が与えられても、その剣を持ち上げる腕力がなければ、意味がないのと同じです。
自分にあったテクニカルを見つけて、そのテクニカルに熟達していくことで、相場が見えてきます。
ほとんどただテクニカルのとおりにやってるだけで勝てる、というものいくつもあります。
移動平均線だけでも、何本か組み合わせてルールをつくり、その通りに動かせれば、十分勝てると思います。
私はまだその域には達してませんので、いくつもテクニカル組み合わせていますけども。
ただし「勝てる」というのは勝ったり負けたりしながらトータルで、という意味で、全勝という意味ではありません。
ルールを作ったとします。それは簡単にできます。 いくらでもできます。
無限にできます。
難しいのは、実は、ルール作りではなくて、ルールを守るっていうところだと思います。
これがほんとに難しい。
なぜ難しいかは次回お話ししていこうと思います。
FX相場 [相場の考え方]
本日よりFX相場でのトレードについて、いろいろと書いていこうと思います。
私自身は、FX取引をはじめて2年弱です。
まだまだ経験不足と思われるような、この業界でのキャリアですが、さまざまな苦悩の末、勝つ方法にたどり着いています。
結局自分の手足を動かし、自分の体で覚えていかないとできないもんなのだと思います。
私自身、かなり苦悩してきました。
もうあきらめようとも何度も思いました。
買えば下がり、売れば上がる。
決済したとたん、持ってた方向に一気に伸びる。
誰かが後ろで見ていて、自分の手と反対の仕掛けをいつもしてくる。
よく言われる、その罠にもいつも落ちていました。
ついパソコンを叩き壊しそうになります。
1分足、5分足、15分足、1時間足、どの足をメインに使おうかいつも悩んでいました。
「1分足でうまくいかないから、やっぱり長い足だよね。
短い足は難しいんだ。 」
そう思って長い足ですると、今度は別の問題が。
「損切りがでかくなる」
とにかくもう損をしたくない。プロスペクト理論という心の葛藤が起こり、
儲けはできるだけ減らし、損はできるだけでかくしてしまう。
↑この結論だけ聞くとバカの人みたいけど、興味ある人はプロスペクト理論調べてみてください。
ごく当たり前の私たちの感情だとわかってもらえると思います。
それがあるから相場は勝てないのです。
損をするようにできている。
相場は。理屈を知らないと。
そんなこんなで、普通に相場と向き合うと、慎重な人は少しずつ資金を減らし、
強気な人は、一気に増えて、一気になくなります。
それを乗り越えるのは、ごく当たり前に言われることですが、
自分だけのルールと、それを守る決心です。
次回は、ルールについて書いてみようと思います。